アメリカの三大ワークブランドはBEN DAVIS・Carhartt・Dickies|それぞれの特徴や歴史を紹介
ハードな作業にも負けない耐久性と機能性、その無骨さがかっこいいワークウェア。
その中でも、アメリカ三大ワークブランドと言われるのがこの3つ。
- Carhartt(カーハート)
- Dickies(ディッキーズ)
- BEN DAVIS(ベンデイビス)
また「BEN DAVIS」の代わりに「RED KAP(レッドキャップ)」がこのアメリカ三大ワークブランドといわれることもあります。
この記事ではこれら4つのブランドの特徴や歴史を紹介します。
この記事を読んだ後は是非ワークブランドを使ったコーディネートを楽しんでください。
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目次
アメリカの三大ワークブランドとは
一般的にアメリカの3大ワークブランドは
- Carhartt(カーハート)
- Dickies(ディッキーズ)
- BEN DAVIS(ベンデイビス)
この3つだと言われています。
「Carhartt」は1889年にデロイトで生まれた、ワーク系ファッションを作り出したと言われているシンプルさが特徴のブランド。
「Dickies」は1922年にテキサスで生まれた、ストリート文化に大きな影響を与えるワークウェアブランド。
「BEN DAVIS」1935年にサンフランシスコで生まれた、少し奇抜なデザインを扱うヒップホップのシーンで愛されるブランドです。
BEN DAVISの代わりにRed Kap (レッドキャップ)といわれることも
三大ワークブランドといえば、先程挙げた3つのブランドを指すことが多いのですが、「BEN DAVIS」ではなく「RED KAP」が3大ワークブランドの1つと言われることもあります。
「RED KAP」とは一言でいうと、1923年にナッシュビルで創業された、着心地と丈夫さに定評のある作業服を提供しているブランドです。
アメリカの自動車メーカーのGM社の作業服に採用されていることから、着心地と丈夫さを両立できているブランドと言えます。
次の章からは4ブランドの、詳しい特徴や歴史、そしておすすめのアイテムをご紹介します。
- Carhartt(カーハート)の特徴・歴史・おすすめ商品
- Dickies(ディッキーズ)の特徴・歴史・おすすめ商品
- BEN DAVIS(ベンデイビス)の特徴・歴史・おすすめ商品
- RED KAP(レッドキャップ)の特徴・歴史・おすすめ商品
アメリカの三大ワークブランドの1つ「Carhartt」 とは?
Carharttは1889年にデロイトで生まれたブランドで、ワーク系ファッションを作り出したと言われています。
当時アメリカで鉱山や工場で働く人が増えているという背景があり、船の帆やテントなどに使われるほど丈夫な素材を用いて、オーバーオールを作り始めたのが始まりです。
その後、労働者の声に柔軟に対応し、工具用のポケットやハンマーループを備えたオーバーオールを作ることで、アメリカのワークウェアの中で確固たる地位を築きました。
1990年代に入りヒップホップのシーンでファッションとして取り入れられるようになり、Carharttのカジュアル・ウェア・ラインであるCarhartt WIPが生まれました。
Carharttは2000年代以降に、中国を中心としたアジア圏に生産工場を移しました。
アジア圏の工場では大量生産が得意であったが、アメリカ製と比べて一つ一つの頑丈さやゴツゴツ感といった特徴が少し薄れてしまいました。
そういった経緯もあり、made in U.S.Aのタグが付いたCarharttの古着が人気になっています。
やはりカジュアルウェアというよりも、ゴツゴツとしたワークウェア感に魅力を感じている人が多いようです。
Carhattおすすめのアイテム「オーバーオール」
Carharttの歴史や特徴について触れてきましたが、ここでおすすめアイテム「オーバーオール」の紹介をしていきます。
Carharttが最初に作っていたオーバーオールは、しっかりとした頑丈な生地で作られています。
丈夫さを持ちながら、キャンプなどのアウトドアでも使える程、動きやすさも考慮されているという優れものです。
ファッションとしては、肩紐を外してゆったりと着こなすスタイルも人気です。
具体的なコーデや他の人気アイテムは、以下の記事を御覧ください。
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古着のカーハートはワークウェアの代表ブランド|人気アイテムとコーデ例
アメリカの三大ワークブランドの1つ「Dickies」 とは?
Dickiesは1922年にテキサスで生まれたブランドで、C.NウィリアムソンとE.Eディッキーの二人によって立ち上げられた「Williamson-Dickie Manufacturing Company」という会社のブランドです。
会社を立ち上げた当初は、頑丈さや動きやすさを重視したワークウェアを生産していました。
後に第二次世界大戦のアメリカ軍のミリタリーウェアとして採用されていたことから、丈夫さや動きやすさが評価されていたことが分かります。
戦後はファッション性を付与した服を作り、ワークウェアファッションブランドへと変化していきました。
近年、スケートチームを運営していることや、 Punkspring, Air Jam, Loudpark などの音楽イベントに協賛していることからも、ストリートカルチャーに大きく関係しているブランドと言えるでしょう。
Dickiesおすすめのアイテム「Dickies 874」
Dickiesのおすすめアイテムはなんと言っても、「Dickies 874」です。
これはDickiesで一番定番のアイテムで、90年代アメリカでスケーターに愛され人気が爆発しました。
Dickies874の特徴は「ツイル素材」という丈夫でハリのある生地を用い、「スコッチガード」という撥水性のある加工を用いているところです。
このような特徴から古着として、多くの人に渡り愛されているのでしょう。
他のアイテムや実際のコーデ例はこちらでご確認ください。
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ディッキーズ古着の人気アイテム6選|ブランド概要やおすすめコーデも紹介
アメリカの三大ワークブランドの1つ「BEN DAVIS」 とは?
BEN DAVISは、サイモンデイビス氏によって、1935年に立ち上げられたワークブランドです。
BEN DAVISの名前の由来はサイモン・デイビス氏の息子の名前だそうです。
もともとはアメリカの建設作業員に愛される、丈夫な商品を世に送り出していました。
その後は、丈夫さという特徴は残しながら、現代的なシルエットを取り入れることでストリート要素も取り入れていきました。
ちなみに歴史とは少しずれてしまいますが、サイモン・デイビス氏の父親であるジェイコブ・デイビスは、リベットをポケットにつけることで生地が破れにくくなるアイデアを考えた人物です。
このアイデアはデニムブランドで有名な「LEVI’S」でも採用された技術でした。
BEN DAVISのおすすめアイテム「ヒッコリーストライプのハーフジップシャツ」
BEN DAVISのおすすめアイテムは、ヒッコリーストライプのハーフジップシャツです。
ヒッコリーストライプとは付着した汚れを目立たなくする、白色と紺色のストライプ模様です。
丈夫な生地に両胸にはポケットがあり、米国企画の少しゆったりとした着心地を感じることができます。
アメリカの三大ワークブランドともいわれる「RED KAP」 とは?
BEN DAVISと代わり3大ワークブランドの1つとも言われるRED KAP。
1923年にハーリン兄弟が彼らの従兄弟ウィリアムスと共に、オーバーオールを作る会社として創業したのが始まり。
戦争の時期には、軍服やガスマスクも手掛けていました。
そして戦争が終わり1947年からは、工業洗濯に対応しているワークウェアの生産に力を入れていきました。
現在は、欧米の自動車工場で使われる作業服として、圧倒的に高いシェアを誇っている。
RED KAPの人気アイテムは「PT20」
RED KAPの人気アイテムは、ワークパンツのPT20です。
先程Dickiesで触れた、Dickies874とよく比較されるパンツです。
PT20もDickies874と同様に、ツイル素材を用いているため頑丈な生地であることがうりです。
更にその特徴に加え、少し柔らかくしゃがんだり動く時も、ストレスなく履けることが特徴です。
まとめ|RUSHOUTはアメリカのワークブランドアイテムが豊富
大ワークブランドは、それぞれの歴史的な背景によって、異なる個性を持つブランドであることがご理解いただけたでしょうか?
それぞれのブランドの歴史や個性を知った上で、様々なコーディネートを楽しんでもらいたいと思います。
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