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LEE(リー)は、アメリカのカンザス州でヘンリー・デヴィッド・リーが”H.D.Lee Company”を設立して誕生しました。ダンガリーシャツやオーバーオールなどといったワークウェアも地域柄取り扱っていました。

1911年に自社工場での本格的な生産がはじまり、高品質な8ozデニムでつくられたオーバーオール、ジャケットなどの生産が始まりました。

その後カウボーイやロデオライダー向けに作られた“Lee Cowboy”が人気を集め、”Lee RIDERS”とシリーズ名を変更しながら、現在「101」を代表として、リーバイスの「501」同様、定番として愛され続けているジーンズです。現在日本では、「エドウィン」が販売をしています。

また、最近では古着ではなく新品のLee製品が女性を中心に人気で、リーのスカートやワンピース（ヒッコリーストライプ）などはビンテージをモチーフにしつつ、現代の都会的なテイストに合うようなデザインが支持を集めています。

LEEってどんな魅力があるのでしょう？LEEのアパレルの特徴、古着の人気はどのようなものなのでしょうか。

この記事では、LEEの売れ筋アイテム、コーデなどを紹介していきます。

LEEの特徴：デニムの独特の色落ちと質感

LEEのデニムの特徴は、「独特の色落ち」と言われています。

デニム生地には、「右綾デニム」と「左綾デニム」があり、一般的なデニムは「右綾デニム」が多いです。「左綾デニム」は、糸の撚り方向の関係で、色のタテ落ちをしやすい性質があります。

LEEでは、「左綾デニム」を使っていて、色が落ちていくときにもキレイなタテ落ちが出やすく、履けば履くほど独特の質感が出ます。

（生地のタテに色落ちしているLEEのデニム。ポケットの下にはヒゲもあります。）

俳優のジェームス・ディーンにも愛された「101」のジーンズ

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LEEの名作「101」は、「理由なき反抗」でおなじみの俳優のジェームス・ディーンが愛用していました。Lee Cowboy→Lee Ridersに移行する過渡期の101-Bは1940年代のバイクブームを背景に、バイカーを中心に大人気のモデルになりました。

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「101」の特徴は、左綾デニムのキレイなタテ落ちと、オーガニックコットン100%の生地、14.4オンス（生地の重さ）の強度で、耐久性とファッション性が同居しているところです。

LEEのジーンズ以外の代表的なアイテム

LEEには、ジーンズ以外にどのようなアイテムがあるのでしょうか？

1.オーバーオール

今、古着も新品も含めてLEEで最も人気のあるアイテムは「オーバーオール」です。当店でも、状態の良いオーバーオールは即売れてしまうほどの人気です。

LEEの「オーバーオール」の特徴は、胸ポケットの中心に仕切りがあったり、右ポケットにコインポケットがあったり、ハンマーループがあったりと、「仕事着としての使いやすさ」を徹底的に追求している点です。大工仕事や車の整備の仕事をしている人を中心に、実際にガシガシと使っている人が多いです。

また、70年代・80年代のUSAビンテージのオーバーオールが人気で、店頭ではすぐなくなってしまうのですが、現代に販売されているモデルも、ヒッコリーストライプのものがヒット商品になっています。

また、LEEのオーバーオールは、女性にも非常に人気で、ヒッコリーストライプやブラウン、ホワイトなど様々なカラーリングがあり、レディースのオーバーオールも現在流行りのビッグシルエットのコーデの一環としてよく着られています。

価格相場

ビンテージ：5,904円〜

新品：15,400円～

2.ジージャン

LEEの「ジージャン」は、基本的にカウボーイ仕様であった経緯から、「カウボーイが馬に乗りながら物が取り出しやすいように」ポケットが斜めに付いているのが特徴です。ポケットのフラップの縁が丸くなっているのも特徴で、女性を中心に「かわいい」と人気のあるデザインです。

また、フロントボタンの部分のステッチがジグザグになっているのが非常に遊び心にあふれていてファンに好まれています。

LEEのジージャンは、ここ3年くらい女性に非常に人気です。上述のような遊び心のあるデザインもあってか、割とキレイ目なコーデにも合わせやすいし、どんな服に合わせても割とハマります。男性のお洒落上級者の着こなしで、完全なフォーマルなセットアップにジージャンを合わせているコーデに挑戦している人も。ジージャンの状態やサイズによってはそのような上級のコーデにも挑戦することができます。

価格相場

ビンテージ：2,359円〜

新品：6,050円～

3.スカート

LEEの「スカート」は、主にデニム素材のロング丈スカートとミディ丈スカートがあり、古着のスカートは、LEE特有のデニムのタテ落ち感・色落ち感が特徴的です。

若い世代に人気の着方は、新品のロングスカートに、白いブラウスやボーダーのシャツなどでキレイ目にまとめることが多いです。

また上級者は、古着のスカートの裾をカットしてその切れ端をあえて見せるコーデは非常にレベルが高いです。

価格相場

ビンテージ：2,719円〜

新品：6,600円～

LEEの古着を使った定番コーデを御紹介

LEEのアイテムのコーディネートは、今、古着では「デニムのタテの色落ち、ヒゲを楽しむ」「オーバーオールを中心に持ってくる」コーデが主流になってきます。ビンテージジーンズの質感をうまく使った現代的な着方のアレンジのバリエーションが豊富です。

この記事で紹介している、デニムの色落ち感を上手くつかった上級者コーデも。

以下、LEEのアパレルをうまく使ったコーデ例を御紹介いたします。

コーデ例１．程よくタテ落ちしたオーバーオールを黒いトップスにうまく合わせ、「抜け」感を表現

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膝の部分がタテにきれいに色落ちしたLEEの古着のオーバーオールのコーデです。

高いサンダルとアンクレットが映えるようにロールアップして、視線を下にもっていっています。

オーバーオールは、全体のイメージがデニム中心になってしまいがちなので、あえて黒一色でアイテムをまとめることにより、子供っぽくならず、大人の着こなしに昇華しています。

コーデ例２.わたりの広いLEEのヴィンテージデニムをシャツイン。ハイテクスニーカーでストリート感のエッジを際立たせる

出典：WEAR.jp

こちらのコーデは、80年代のわたりが広く、裾が狭めのLEEのデニムに、オニツカタイガーの原色のハイテクスニーカーで個性を演出しています。

また、このコーデの個性的なところは、ゆるい雰囲気のイラストの大き目Tシャツをシャツインしているところです。

LEEのジーンズの独特のタテ落ち感、個性的なシルエットを見せながら、足元を原色のスニーカーで締めている、古着活用のお手本のようなコーデです。

コーデ例3.エレガントな雰囲気にもデニムスカートが使える！シルエットがキレイなスカートでトータルの世界観を演出

出典：WEAR.jp

こちらはシルエットが引き締まったノースリーブシャツと、高いサンダルを組み合わせた大人の雰囲気のコーデにLEEのデニムスカートを合わせた好例です。

色落ちの質感と裾のデニムの切れ端が非常にLEEのデニムの上質感を感じることができます。デートなど、少しお洒落をして出かけたいときにこのキレイ目なデニムスカート使いが街でひときわ目をひくでしょう。

まとめ：LEEの古着の魅力は上質なデニム感とキレイなタテの色落ち

LEEの古着の魅力は、なんといっても「上質なコットンを使ったデニムの品質と左綾デニムならではのタテのキレイな色落ち」ということができます。

デニムを合わせるコーディネートはたくさんあり、色々なメーカーのもので合わせることができますが、LEEのデニムは頑丈で色落ちも独特なので、組み合わせに個性が生まれます。トップスがキレイ目のものであればなおさら、「デニムの選び方」でオリジナリティが生まれていいですね。

古着屋で1点もののLEEのアイテムをゲットして、他との違いをコーディネートで出してみましょう！

当店RUSHOUTでは、LEEのビンテージ古着のアイテムを豊富に取り揃えています。

特に、「70～80年代のジーンズ・ジージャン・ワークシャツ」の品揃えには自信を持っています。

アメリカ古着を取りそろえるRUSHOUTは、ビンテージ古着を含め、全てスタッフがアメリカ現地で厳選して買い付けた商品ばかり。

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