オーシャンパシフィック(OP)の古着(Tシャツ・ショートパンツ)の魅力:街でも映えるサーフの開放的デザイン
Ocean Pacific Apparel Corp.は、米国カリフォルニア州アーバインを拠点とする民間企業です。主にサーフ関連のアパレル、水着、履物、アクセサリーを生産しています。
オーシャンパシフィックのファンはサーファーのみならず、その遊びごころのあるカラーリングやデザインから、デイリーユースで着用する人や、街中でお洒落着として着用する人々も数多くいます。
また、オーシャンパシフィックの80年代〜90年代のTシャツの中では、ビンテージになっているものもあり、古着好きやビンテージ好きからマニアックな人気を誇っています。
また、オーシャンパシフィックの原色系のショートパンツは、色々な系統のコーデに着回すことが出来るため、幅広い層に根強い人気を誇っています。
オーシャンパシフィックというブランドには一体どんな魅力があるのでしょう?また、現代のオーシャンパシフィックのアパレルと昔のものとではどのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、オーシャンパシフィックの歴史やアイテム、コーデなどを紹介していきます。
目次
オーシャンパシフィックのアパレルの歴史
Ocean Pacific Apparel Corp.(オーシャンパシフィック)は、1972年に南カリフォルニアで誕生した世界的なサーフブランドです。
オーシャンパシフィックの創業者であるジム・ジェンクスはサーファーの一人でした。自身でサーフィンをプレイするなかで、着心地のよいコーデュロイショーツを考案したのをきっかけにサーファーのためのウエアを作り始め、これが後のオーシャンパシフィックになります。
オーシャンパシフィックが作り上げたサーフ文化は、マリンスポーツ界隈だけに留まらず、音楽、車(woodie)などにも影響を与え、80年代に入るとスケートボード、スノーボードなどへも波及しました。
ビーチからストリートまで幅広いファッションの人々が共感できるカジュアルで嫌味のないサーフスタイルが、現在もなおたくさんの人々に根強い人気を得ており、オールドサーフブランドとしても再び注目を集めています。
オーシャンパシフィックのブランド名の由来は、カリフォルニアを中心にハワイ、オーストラリアと環太平洋沿岸がサーフィン文化の主流であったことから、太平洋(pacific ocean)にちなんでOCEANPACIFICと名付けられました。
オーシャンパシフィックのアパレルアイテムの主な対象年齢は18歳 ~ 35歳くらいとなっていますが、キッズアパレルなどもしっかり取り扱っています。
オーシャンパシフィックの新品アパレルアイテムで現在不動の人気を誇っているアイテムは「ラッシュガード」です。サーフブランドならではの質の高いラッシュガードは、サーファーのみならずマリンスポーツやマリンレジャーを楽しむたくさんの人々に愛されています。
年代を見分ける方法は、「タグの色の違い」
オーシャンパシフィックのタグは、年代によってデザインが変わっていきます。
年代別のタグの違いを知っていれば、古着屋やオークションなどでビンテージアイテムを探す際にも年代の見分けポイントになるので押さえておくとよいでしょう。
ちなみに、オーシャンパシフィックのTシャツはコピーライトに年代が入っているので他のアイテムに比べて年代判別がしやすくなっています。
それでは年代別のタグの違いについて解説していきます。
1970年代
大きく「OP」と入り、Oの中にはサーファーの姿が入る「波乗りタグ」が主流です。
現在、この時代のタグを再現した復刻タグも出回っていますが、復刻タグには品質表示タグが付いており、復刻元の会社名も入っているため現代のものとビンテージのものがきちんと判断できます。また、当時は®(レジスター)マークも入っていませんでした。
1980年代
キレイなブルーのタグに「OP」のロゴマークと、「ocean pacific」のブランド名が入ります。この時代からタグに®(レジスター)マークが入り始めます。
1990年代
薄い銀色のタグに、少し濃くした銀色でロゴの「OP」のみ入ったタグが主流になります。
また上写真とは別パターンのタグで、丸い円状の中に「OP」と入りそれが横に歪んだ水の中を連想させるようなタグも同時期に出回っていました。
プリントのモチーフで使われる「ハイビスカス」「サーフィン」のモチーフ
ブランド設立から少し経った80年代のオーシャンパシフィックでは「ハイビスカス」や「サーフィン」のモチーフがプリントされたアイテムが多く作られました。
オーシャンパシフィックのプリントデザインの特徴はなんといってもその鮮やかな色合い!
オーシャンパシフィックのアパレルアイテムのデザインは、「まばゆい太陽」、「カリフォルニアの青い空」、「青い海」などが主なテーマになっており、それらのテーマに映える綺麗な色使いや、カリフォルニアらしいデザインが特徴です。
オープンカラー(開衿シャツ)のサーフポロやアロハシャツなど、あらゆる商品でブランド設立当時の西海岸のおしゃれな若者から人気を博し一躍人気のサーフブランドとなりました。
その当時の流れを汲みながら、時々のファッショントレンドを取り入れつつ、サーファーだけではなくファッションに敏感な若者に向け、常に新鮮なカリフォルニアスタイルを提案するのが現代のオーシャンパシフィックのコンセプトにも受け継がれています。
オーシャンパシフィックの代表的なアイテム
それではオーシャンパシフィックのアパレルアイテムは、どのような定番アイテムがあり、どのようなアイテムが人気商品なのでしょうか?
1.Tシャツ
アパレルの定番中の定番である「Tシャツ」は、オーシャンパシフィックのアイテムの中でも、もちろん定番の商品です。
オーシャンパシフィックのアイテム全体の特徴でもある鮮やかな色合いがTシャツにもしっかり生かされており、オーシャンパシフィックのTシャツは1枚持っているだけで、サーフスタイルだけでなくストリートスタイルにも応用できる便利なアイテムです。
数あるTシャツの中でも、オーシャンパシフィックの80~90年代のTシャツはプリントの柄次第ではオークションや店頭販売に出てもすぐ売りきれるものもあります。
また、パイル地のTシャツもその独特の風合いと着心地の良さから人気のアイテムです。
価格相場 ビンテージ:2,090円〜 新品:4,900円〜
2.半袖シャツ・ハワイアンシャツ
サーフコーデやリゾートコーデの定番アイテムであるハワイアンシャツ。
インナーにTシャツを着てハワイアンシャツを上に羽織ってもよいですし、肌寒い季節にはスウェットなどのレイヤードにハワイアンシャツを着用して襟や裾で柄をちょいみせするカジュアルコーデにも使えます。
ビンテージのハワイアンシャツが欲しい、と考えている人はまずオーシャンパシフィックのハワイアンシャツをチェックしてみると間違いないでしょう。
パシフィックオーシャンのハワイアンシャツは、オークションや古着屋などで比較的安価に購入できるためはじめての1枚にぴったりです。
80〜90年代のオーシャンパシフィックのハワイアンシャツは現代には生産されていない独特な配色で鮮やかな色合いのハワイアンシャツが多く、古着好きやストリートファッションを好む人などから幅広い人気を誇っています。
価格相場
ビンテージ:2,900円〜
新品:5,900円〜
3.ショートパンツ
オーシャンパシフィック=コーデュロイショートパンツといっても過言ではないくらい、ブランドを代表するアイテムです。
コーデュロイショートパンツはオーシャンパシフィックの中でも新品、ビンテージ共に不動の人気アイテムです。
現代のファッションカルチャーでは、コーデュロイは秋冬の素材と思われがちですが、 オーシャンパシフィックのコーデュロイショーツは、もともとブランド設立時の70年代にサーファーが海から上がったあとに素肌ではけるようにデザインされたものです。
そのためしなやかで肌触りに優れたコーデュロイ素材を使用しており、暑い時期でも不快感なく着こなすことができます。ベイカーパンツ風のパッチポケットがあしらわれたデザインからも70年代の空気感が漂い、ビンテージ好きの心をくすぐります。
また、現代新品アパレルのオーシャンパシフィックのショートパンツはボディにハリのあるナイロン素材を使用したモデルも人気のアイテムです。
ナイロン素材のショートパンツは、水陸両用のビーチショーツになっており、ゴムウエストになっているためその履き心地の良さが人気の理由のひとつで、サイズ展開はユニセックスで着用できるようにSサイズから取り揃えており、ブランドユーザー目線の嬉しいポイントです。
価格相場
ビンテージ:1,200円〜
新品:3,500円〜
オーシャンパシフィックの古着を使った定番コーデを御紹介
オーシャンパシフィックの新品アパレルアイテムでは「キレイ目なサーフスタイル」がブランドコーディネートが中心になっています。
一方で、この記事で紹介しているハワイアンシャツや80年代のビンテージTシャツのようなオーシャンパシフィックのビンテージアパレルアイテムは、綺麗で派手な発色のものが多く、特に古着好きの方に人気を集めています。
以下、オーシャンパシフィックのアパレルをうまく使ったコーデ例を御紹介いたします。
コーデ例1.ハワイアンシャツを上手く使い、都会の中での
「リゾート感」の軽やかさを表現
出典:WEAR.jp
ハワイアンシャツの大胆な柄をうまく生かしたコーディネートです。
このコーディネートのポイントはなんといってもインナーの白シャツです。
派手なハワイアンシャツのインナーにシンプルな白シャツを持っていくことにより、リゾート間を適度に抑えつつ、シャツの色味も邪魔せず、デイリーユースとの調和をたもっています。
ハワイアンシャツを1枚だけで着てしまうと、リゾート感が前に出てきてしまいすぎるため、インナーの選択が重要です。
コーデ例2.アクティブな迷彩系アウトドアコーデにビビッドな差し色のショートパンツがアクセントに
出典:WEAR.jp
上写真の迷彩系アウトドアアウターのボトムスを選ぶ際、多くの人がベージュやカーキ、黒などの渋めの色を選んでしまうのではないでしょうか?
アウターは緑系の迷彩柄で落ち着いた色味のため、パシフィックオーシャンのショートパンツと靴にあえて明るい色を持ってくることで、アウトドアによりすぎず、街中にも溶け込むコーディネートになっています。
パシフィックオーシャンのショートパンツの色を引き立てるのに重要な役割をしているのはインナーの白のトップスと、レイヤードに着用しているグレーのインナーです。
白のトップスだけではパシフィックオーシャンのショートパンツの綺麗な青が全体から浮いてしまいますが、レイヤードに白と青の中間色であるグレーを重ねることにより、自然な色合わせを演出しています。
コーデ例3.街でのストリートモードや夏フェスにもピッタリな涼し気で抜け感のあるスタイル
出典:WEAR.jp
パシフィックオーシャンのTシャツの背面プリントと、パンツがどちらもとても色鮮やかですが、パシフィックオーシャンのTシャツボディが白なので派手になりすぎず全体の色味が喧嘩せずに、うまく調和がとれています。
そして、このコーディネートで実は重要な縁の下の力持ちをしているアイテムがハットです。
ハットの真ん中に巻かれているリボンであるハットバンドにたくさん色が使われています。
このハットバンドに使われている色味の中に、パシフィックオーシャンのTシャツの背面プリントの色合いや、パンツにメインで使われているピンクなども含まれています。
小物と色合わせをすることで、配色が迷子にならず、まとまり感をだしています。
まとめ:オーシャンパシフィックの古着の魅力はまさに「原色感」。レトロでビビッドなイメージ作りに
オーシャンパシフィックの古着の魅力は、なんといっても「発色の良い原色感、活き活きとした配色」というところです。
ストリートスタイルでも、サーフスタイルでもハワイアンシャツ、シャツ、80年代のビンテージのTシャツ、ショートパンツを取り入れることによってユニークでビビッドなスタイルが生まれます。
また、キッズの着こなしでも非常に高いポテンシャルを発揮します。
「レディースがメンズのオーバーサイズをビックシルエットで着る」「ビッグロゴで視点を高くする」という現代風の着方も、オーシャンパシフィックでも非常にしっくりきます。
古着屋で1点もののオーシャンパシフィックのアイテムをゲットすると、よりオリジナリティのあるコーディネートができるようになりますよ!
暑い季節にぴったりのオーシャンパシフィックは、これからの季節の着こなしに1着あるととても便利なブランドです。
オーシャンパシフィックのアイテムを購入してみたいけど、ハワイアンシャツや鮮やかなTシャツを着こなすのは少し難しそう、と思われる方はオーシャンパシフィックのショートパンツから取り入れてみるのがおすすめです。
オーシャンパシフィックのショートパンツは色味がとても鮮やかですが、目に痛いような激しい原色などではなくデイリーユースになじみやすい色のショートパンツばかりです。
ショートパンツはお手持ちのTシャツに合わせるだけでいいので、全身一式買い揃えたりしなくても、すぐにオーシャンパシフィックのアイテムがコーデに取り入れられますよ。
当店RUSHOUTでは、オーシャンパシフィックのビンテージ古着のアイテムを豊富に取り揃えています。
特に、「80~90年代のTシャツ」のプリントの多彩さ、「ショートパンツ」には自信を持っています。
アメリカ古着を取りそろえるRUSHOUTは、ビンテージ古着を含め、全てスタッフがアメリカ現地で厳選して買い付けた商品ばかり。
オーシャンパシフィックの古着をお探しの方は、ぜひRUSHOUTをご利用ください!!