古着コラム
リーバイス シルバータブとは?90s~Y2Kバギーの魅力と選び方

「Y2Kのバギーが欲しくて調べたら、シルバータブって名前をよく見る。
でも種類が多くて何を選べばいいのか分からない」。
そんな声を店頭でもよく聞きます。
結論から言うと、シルバータブには主にBaggy・Loose・Relaxedという設計の違う3シルエットがあり、狙う太さで選ぶタブが変わります。
さらに当時物か復刻かはタグで機械的に見分けられます。
そこで今回は、アメリカ古着を25年以上扱う古着屋『RushOut』が、シルバータブの種類とサイズ選び、そして当時物と復刻の判別手順をご紹介します。
目次
リーバイス シルバータブとは?90s~Y2Kに愛されたバギーデニム
リーバイス シルバータブ(SilverTab)は、1980年代後半~に登場したリーバイスのカジュアルラインです。
1990年代に人気が爆発し、2000年代初頭に一度終売しました。
当時の位置づけは501や505より手頃で、ヒップホップ・スケーター・グランジの若者に向けた副次的なラインでした。
実験的なシルエットが多いのが特徴です。
バックポケットに縫い付けられた銀色のタブがライン名の由来です。
近年のY2K・オーバーサイズ再燃で相場が上がり、旬のラインとして注目されています。
「シルバータブ=全部バギー」は誤解です
よくある誤解が「シルバータブ=バギー」というものですが、正しくはBaggy・Loose・Relaxedなど複数シルエットが存在し、それぞれ設計が違います。
太さで選ぶなら、まずどのシルエットを狙うかを決めるのが失敗しないコツです。
この判別はバックポケットのタブだけでは分からず、股上や裾のテーパードで見ます。
当時は「定番外」扱いだった正直な歴史
意外に思われますが、90年代当時のシルバータブはコアなヴィンテージ愛好家から「定番外」と軽視されがちでした。
501・505と同格の正統派ラインではありません。
そのため一部では「ダサい」と評されたことすらあります。
Y2Kブームでオーバーサイズが再評価され、近年になって相場が形成された、というのが正直な経緯です。
Baggy・Loose・Relaxed|シルバータブ3シルエットの違いと選び方

シルバータブ選びの核心は、この3シルエットの違いを理解することです。
派生としてCarpenter・Bootcut・Worker・Slouch・Leanなどもありますが、まずは基本の3つを押さえてください。
Baggy|股上深めで裾へテーパード、一番人気の極太
Baggyは股上が深く、裾に向かって程よくテーパードがかかる極太シルエットです。
シルバータブの中でも一番人気で、Y2Kコーデの主役にしやすい太さです。
太いのに裾が少し絞られるため、足元がだらしなく見えにくいのが選ばれる理由です。
スニーカーにもブーツにも合わせやすいバランスです。
Loose|テーパードほぼ無しでストンと落ちる
Looseはテーパードがほとんどなく、腰から裾までストンと真っ直ぐ落ちるシルエットです。
上から下まで太さが一定に近いため、より直線的なワイドシルエットになります。
縦のラインを強調したい、太さを均一に見せたいという方はLooseが向いています。
Relaxed|BaggyとLooseの中間で現存数が少ない
RelaxedはBaggyとLooseの中間で、股上はやや浅めです。
現存数が少なく希少なため、狙って探すと出会いにくいシルエットです。
1点物ばかりの古着では、Relaxedを見つけたらタイミングを逃さないのが賢明です。
当時物か復刻か?シルバータブをタグで見分ける手順
「復刻と当時物は区別できない」と思われがちですが、これも誤解です。
タグの素材・生産国・年月コードで機械的に判別できます。
上位の紹介記事でも書かれていないことが多い手順です。
実際の見分けは、次の順番でチェックすると確実です。
ケアタグの素材と4桁の製造年月コードを読む

90年代~2000年代初頭の個体は紙製ケアタグで、製造年月を示すコードが刻印されます。
例えば「0698」は1998年6月を意味します。
2000年代中期以降は綿素材のタグに切り替わりました。
つまり紙タグなら当時物寄り、綿タグなら00s中期以降か復刻、という目安になります。
サイズタグの縦横比とMADE IN表記
90年代物のサイズ白タグはやや縦長の長方形で英語のみが多く、現行・復刻は極端な縦長で日本語表記が入ることが多いです。
生産国も手がかりです。
USA・メキシコ製は90s~00s初頭寄り、東南アジア製は00s中期以降・復刻寄りと判別できます。
なお2022年秋冬にNIGO起用で本格復活した復刻はオーバーサイズ気味に調整されている場合があるため、シルエット名だけで年代を決めつけないのが安全です。
サイズ選びの正解|W表記より「実寸」で選ぶべき理由

同じW34表記でも、シルエットが違えば太さは全く別物です。
BaggyとLooseではワタリも裾幅も変わるため、W表記だけで選ぶと想像とズレます。
さらに古着は経年での縮みや個体差があります。
1点物なので同じ商品が2つと無く、再入荷もありません。
だからこそ、当店では実寸で選ぶことを強くおすすめしています。
ワタリと裾幅を今持っているデニムと比べる
選び方はシンプルです。
手持ちで一番好きな太さのデニムを平置きし、ワタリ幅と裾幅を測って、商品ページの実寸と見比べてください。
RushOutでは全商品にワタリ・裾幅などの実寸を掲載しています。
W表記の不安を実寸で潰せるのが、1点物を毎日扱う専門店の強みです。
狙うシルエット別に、どんな人に向くかと探し方の目安をまとめました。
| アイテム | 選び方のポイント | 商品を探す |
|---|---|---|
| Baggy | 極太で裾は程よくテーパード。Y2Kの主役に | リーバイスのデニム古着一覧 |
| Loose | テーパード無しでストンと直線的なワイド | - |
| Relaxed | 中間で希少。見つけたら即決が正解 | シルバータブの古着一覧 |
| 当時物 | 紙ケアタグ・USA/メキシコ製が目安 | デニムジャケットの古着一覧 |
※商品はすべて一点物のため、すでに売り切れになっている場合があります。
シルバータブを買う前に、この順でチェックすると失敗しません。
- 狙う太さからBaggy/Loose/Relaxedのどれかを先に決めた
- バックポケットの銀タブの色味と刺繍を確認した
- ケアタグの素材(紙=90s~/綿=00s中期以降・復刻)を見た
- 紙タグの4桁コード(例0698=1998年6月)で年月を読んだ
- サイズタグの縦横比・言語とMADE IN表記を確認した
- W表記でなくワタリ・裾幅の実寸を手持ちと比較した
この6項目を押さえれば、シルエットのミスマッチも当時物・復刻の思い違いも防げます。
特に実寸比較は、1点物で再入荷が無い古着において最も確実なサイズ合わせの方法です。
よくある質問
Q. シルバータブのバックポケットの銀タブだけで当時物か見分けられますか?
A. タブだけでの断定は難しく、要現物比較です。当時物は刺繍が丁寧で色味が落ち着く傾向はありますが、確実性を上げるにはケアタグの素材や年月コード、生産国を併せて確認してください。
Q. シルバータブは501や505と同じ正統派のヴィンテージラインですか?
A. いいえ、登場時は501や505より手頃な副次ラインで、実験的でカジュアルな位置づけでした。当時は定番外扱いでしたが、Y2Kブームで再評価が進んだラインです。
Q. 2022年に復活した復刻と当時物は、履き心地で選ぶならどちらがいいですか?
A. どちらが上ということはなく好み次第です。当時物は年代ならではの縫製や色落ちを楽しめ、復刻は状態が安定しオーバーサイズ気味の設計が多い傾向です。太さの好みで実寸を見て選ぶのが確実です。
まとめ
シルバータブは1980年代後半~に登場し90年代に人気が爆発した、501・505より手頃な若者向けラインでした。
Baggy・Loose・Relaxedの3シルエットがあり、まず狙う太さから選ぶのが失敗しないコツです。
当時物か復刻かはタグの素材・年月コード・生産国で機械的に判別できます。
そして同じW表記でも太さは個体差が大きいため、ワタリと裾幅の実寸を手持ちと比べて選んでください。
古着屋『RushOut』では、実寸を掲載した1点物のシルバータブやバギーデニムを多数取り扱っています。
新着商品は定休日を除く毎日、19時ごろに掲載しています。
ぜひぜひホームページをチェックしてみてくださいね!
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