アウトドアカジュアルブランドで人気の高いノースフェイス(The North Face)。
寒くなってくるとユニクロのフリースやウルトラライトダウンが毎年トレンドになりますが、ノースフェイスやパタゴニアなどガチなアウトドアブランドのフリースはお高いだけあって機能性は抜群です!!
さらにノースフェイスやパタゴニアはファッション性も高く、タウンユースとしても大人気。
今回はノースフェイスのフリースの中でも特にタウンユースに使いやすい2種類「マウンテンバーサマイクロジャケット」と「デナリジャケット」をご紹介します。
目次
出典:Instagram @sweetstore.it
様々なモデルがリリースされていますが、ノースフェイスのフリースはとにかく使い勝手が良いです。魅力的なポイントを見ていきましょう。
出典:Instagram @akipoki432
やはり人気アウトドアブランドの一角であるだけに、約束された性能の高さと着心地の良さがあります。
何から手を付けていいかわからないアウトドアビギナーの方も「とりあえずノースフェイスを選んでおけば失敗はないはず」と、いう方も多いのでは?
出典:Instagram @takuzooo6
スポーツミックスやアウトドアスタイルを好む方だけでなく、ノースフェイスのフリースは、基本的にはシンプルコーデであれば誰にでも似合う(似合わない人がいない)のではないでしょうか?
カラーバリエーションも、ダークグレーやオリーブグリーンなどのシックな色味から、ノースお馴染みのパンチのきいたレッドやイエローまで展開しているので、自分のスタイルや好みに合わせやすいです。
どうしても静電気が起こりやすいフリース素材ですが、ノースフェイスのフリース素材には静電気対策が施されていて、摩擦による帯電が起こりにくい設計になっています。
これひそかに画期的な機能ですよね?静電気が怖くて、ビビりながらドアノブや車に触ることもなくなるので嬉しいです。
ノースフェイスのアイテムは年代ごとに新しいモデルが出るので、ノースフェイスのファンに毎シーズン楽しみを与えてくれます。
それでも人気ブランドかつ使いまわしが利くだけに、どうしてもどこかで色がかぶってしまいそうですが、「できればかぶりを避けたい!」という方には、古着屋さんで買うというのも1つの手です。
今回は、ノースフェイスのフリースの中でも幅広い層から人気の高い「マウンテンバーサマイクロジャケット」と「デナリジャケット」をご紹介します。
両者ともに元々は登山用・アウトドア用に設計されたフリースですが、使い勝手の良さからタウンユースとして活用しているノースフェイスファンも多いです。
またフリースでも耐久性が優れているため古着でもコンディションの良いものが残っており、US規格では日本版では手に入らないカラーもリリースされているため、当店のような海外ブランドを扱う古着屋でも人気が高いアイテムとなっています。
見た感じはよく似ているこの2つのフリースですが、素材やフリースとしての機能・着用感・活用場面(気候)などはそれぞれ異なっています。
早速、見ていきましょう。
出典:Instagram @aurishybrid07
秋口から春先にオススメなのが、定番のマウンテンバーサマイクロジャケット。ノースフェイスのフリースの中では女性にも人気です。
アウトドアウェアとしては、後ほど紹介する「デナリジャケット」はアウターとミドルレーヤー(中間着)での併用が可能ですが、この「マウンテンバーサマイクロジャケット」はインナーあるいは中間着として着用するように設計されています。
マウンテンバーサマイクロジャケットは日本規格のLサイズでもわずか280gという超軽量。
さらに生地が薄く、ストレッチ性にも優れているため、フリースとは思えないくらいに動きやすいです。
また中間着のため、サイズ感はやや細め(ぴったりめ)に設計されています。
身幅や肩幅も狭めに設計されているので、購入の際には試着して買う、通販の際はワンサイズ上(※)も検討しましょう。
※海外規格(US規格)の場合は、日本のサイズ感よりも大きめに設計されていることが多いです!!
出典:goldwin.co.jp
袖口はゴムになっているので、多少袖が長くてもズレ落ちる心配はありませんが、長すぎると腕のダボダボ感が出過ぎるので、注意です!!
出典:goldwin.co.jp
マウンテンバーサマイクロジャケットの肩の部分には、フリース素材の上にノーステッククロスと呼ばれる補強素材(ナイロン100%)が重ねられています。
これは、登山などでアウターを脱いだ後にリュックを背負うことを考慮して、リュックのベルトとの摩擦によるフリース摩耗を防止するために装備されたものです。
後ほど紹介するデナリジャケットはこの補強部分がお腹のあたりまであります。
マウンテンバーサマイクロジャケットの場合は、主にミドルレイヤーやインナーで使われることを前提としているため、最低限の補強となっているというわけです。
2019年モデルより、フリースのメイン素材にペットボトルなどを原料とするリサイクルポリを採用しています。
以前はアウトドアブランド御用達のポーラテックが使用されていました。素材の変遷は下記のとおり。
この【ポーラテック⇒バーサマイクロ】の素材変更によって、「速乾性」「保温性」「通気性」などの機能面の変化はほとんどないので(厳密にはあったとしても実感できないレベル)、ご心配なく。
ただ、軍用にも採用されるほどのタフな素材であるポーラテックと比べると、「摩耗による抜け毛・毛玉」はできやすいです。
抜け毛の程度としては「目を凝らして見るとリュックのベルトやシートベルトに微かについている」「視認しづらいけどコロコロで掃除すると見える」くらいで、全く気にならない人もいれば、ちょっと気になる人もいるようです。
どうしても劣化が気になる、やっぱりフリースと言えばポーラテックでしょ!という人は、古着屋さんで旧モデルを探してみましょう。
素材の変更と共に品番が下記のように変わっていますので、古着をチェックするときの参考にどうぞ。
出典:thenorthface.com
続いて、秋冬にアウター兼インナーとして使える「デナリジャケット」をご紹介します。
この「デナリジャケット」は、1989年に販売が開始されて以来、デザインの変化がなかった(※)にも関わらず、幅広い層から愛され続け、ノースフェイスのヘリテージモデル(殿堂入りアイテム)の1つとに登録されています。
※実際には、サイズ感やロゴの位置などの微調整も入っていますが、ベースとなるデザインは開発当初からほとんど変わっていません。
写真で見た感じが似ている「マウンテンバーサマイクロジャケット」との違いの部分を主に見ていきましょう。
出典:thenorthface.com
デナリジャケットのデザインの特徴と言えば、お腹のあたりから肩までのノースティッククロス。
用途はマウンテンバーサマイクロジャケットと同じですが、アウターとして活用する場面がより多いことや、登山ウェアとしての需要が高いことから、補強範囲を広く設けていて、肘の部分にも付いています。
ジップ部分の隙間から外の冷たい空気が直接入ってこないように、ジップの内側にフリース生地が付け足されています。
また袖口や裾部(※)にはドローコードがついていて、中に溜まった暖かい空気を逃がさず、冷たい空気を外から入れない構造になっています。
※2019年モデルは袖口はゴムにはなっていますがドローコードはついていません。
わずか280gだったマウンテンバーサマイクロジャケットに対して、デナリジャケットの重さは630g!!
素材はバーサマイクロ300を採用しており、バーサマイクロ100よりも繊維が長く太くなっているため、生地に厚みがあり、保温性も高いです。
ちなみにこちらのデナリジャケットも元々はポーラテック素材を使用していましたが、2018年以降は自社オリジナル素材を使用しています。
デナリジャケットの場合は、販売から30年もの間、デザインと素材の変化がなかっただけに、ノースフェイスファンの間で大きな話題となりました。
より詳しい違いについては、以下の記事でも紹介しています。
⇒ノースフェイスがデナリジャケットの素材を変更!?スペックの違いを古着屋が解説します
こちらも品番が下記のように変遷しておりますので、古着でポーラテック素材をお求めの方はご参考に。
アウトドアブランドとして、ノースフェイスと双璧をなすパタゴニアのスナップTも、タウンユースとして人気のフリースです。
といった理由で、ノースフェイスとパタゴニアのフリースは、古着界隈でもかなり人気が高いです。
アウトドア好きも古着好きだけでなく誰もが知っている知名度の高さと、一点ものというレア感と目を引くスタイリッシュなデザインで、当店でも仕入れてもすぐに売れてしまいます。
今回は、高性能なアウトドアブランドの中でもカジュアルに着こなしやすいノースフェイスのフリースをご紹介しました。
日常でも着こなしやすいアウトドアウェアは古着がリーズナブルでおすすめです。
アメリカ古着を取りそろえるRUSHOUTは、ビンテージ古着を含め、全てスタッフがアメリカ現地で厳選して買い付けた商品ばかり。
今回ご紹介したノースフェイスやパタゴニアのフリースも、コンディションの良いものはガンガン入荷しています。(※人気アイテムのため売れるのが早いです!)
また機能性に優れ、新品だと高額なその他のアウトドアウェアも低価格で手に入ります。
周りとかぶらないリーズナブルな古着アイテムをお探しの方は、ぜひRUSHOUTをご利用ください!!