アディダスといえば、世代を超えて人気で、スポーツウェアとしてはもちろんストリートファッションに欠かせないブランドですよね。
年代によって様々な商品を展開してきた歴史があることもアリ、古着でもアディダスは大人気です。
この記事では、アディダスにおけるタグによる年代の見分け方をご紹介します。
今アディダスの古着を持っている人は是非確認してみてくださいね。
また、見分け方を知っていれば、古着屋で商品を選ぶときの楽しさも増しますよ。
目次
トレフォイルマークとは後に出てくる葉っぱが3枚並んだようなアディダスでは定番のロゴマークのことを言います。
このトレフォイルマークは当初タグにはありませんでした。
図のようにシンプルなタグであれば、60年代の初期のものの可能性が高いです。
レジスターマークとは登録されたロゴやメーカー名であることを示すものです。
このレジスターマークがない場合偽物なのではないかと疑ってしまうかもしれませんが、アディダスができてすぐはまだ登録されていなかったためついていないものもあります。
ただ、いつから付くようになったのかという具体的な年数は明らかではありませんが、ついていなければ60~70年代のものと判断することができます。
アディダスの創始者アドルフ・ダスラーが西ドイツ出身であり、イメージにないかもしれませんが、実はアディダス自体もドイツのブランドです。
そのため、初期は西ドイツやその隣のオーストリアで作られているものが多いです。
こちらはロゴとはまた別ですが、ジャージの胸にこのような地球儀に似たマーク、通称ワールドマークがあれば60年代後半に作られたものです。
このモデルは60年代後半の極わずかな時期にのみ発売されていました。
さらに、このマーク自体も少しずつ違うものが3種類あります。
胸にこのマークが付いたアディダスのジャージはヴィンテージマニアにはたまらないレア物です。
是非古着屋ではこの商品がないか確認してみてくださいね。
ATPという文字のロゴやテニスをしているシルエットが入っているのは70~80年代製です。
ATPとは「Association for Tennis Professionals」=「男子プロテニス選手協会」のマークです。
アディダスが1970年代中期~1980年代にATPオフィシャルサプライヤーであった為このようなマークが入るようになっています。
ベンテックスはフランスのトロワにあった化学繊維の製造会社で、アディダスの製品の生地がここで作られていました。
1967年にはフランスのアディダスがベンテックスを買い取り、そこから1980年代後期までの15年ほどの間に作られた製品はPRODUCTION VENTEXと記載されています。
また、ベンテックスがフランスの企業ということもあり、70年代の製品はメイドインフランスの製品が多くあります。
70年代は3枚の葉がばらばらになっていましたが、80年代に入ってからは一本だけ繋がっているのが特徴です。
この一本だけ繋がったロゴは80年代に制作された証拠になるので、注目してみるとおもしろいですよ。
1979年よりアメリカのカリフォルニアにアディダスの工場ができたことから80年代はアメリカ製が多いです。
VENTAXの表記はなくなり、新しく、KEYROLAN(キーローラン)という表記に代わります。
70年代にはバラバラ、80年代前期には1本だけ繋がっていたトレフォイルですが、80年代後期からは2本以上繋がったデザインになりました。
この写真では2本が繋がっていますが、ロゴや刺繍によっては一番下の段も繋がっているものもあるようです。
80年代後半からは写真のようにいろいろな国の国旗が刺繍されたタグが登場します。
ここには国旗だけではなく、各国の基準によるサイズも表示されています。
いかがでしょうか?
アイテムが製造された年代や背景が分かると、古着がファッション以上に面白くなってきますよね。
是非、古着のアディダスを見るときはこういったタグで年代を見分けてみてくださいね。
古着通販のRUSH OUTではアディダスを多数取り揃えています。
80年代ATPジャージやリーフマークロゴTシャツなどの高騰しているビンテージもあるので、是非自分だけのお気に入りを見つけてくださいね。